妊活通信ー赤ちゃんを望むあなたへー

パートナーとの相互理解

■男性には窺い知れない女性の気持ち

出産は女性にしかできないことですから、不妊治療を行う際もほとんどすべての煩雑な検査は女性がやらなければなりません。
女性が受けるホルモン治療、血液検査、エコー検査などの苦痛は、男性には想像もつかないと思います。 採卵のためにお腹に刺される針の激痛、診察台に固定される姿勢の恥ずかしさ。
どんなに男性が女性を愛していても、決して本当には理解できないし、代わってあげられない種類の辛さなのです。
もっとも、男性も女性が理解しづらい辛さを抱えることになります。男性の性的能力は男らしさと直結していますから、「妊娠させてあげられないこと」に対して情けなさや恥の感情を覚えることがあります。
体外授精や人工授精の際にはクリニックで採精します。 採精とはつまりマスターベーションするということですから、女性にはちょっとわからない種類の恥ずかしさを経験することになります。
実際、不妊治療を始めて夫婦仲が悪くなるカップルの話はよく聞くところです。 先にも述べた通り、女性と男性では妊娠にかける思いにかなり差があり、しかもお互いの苦労がわからないのが原因でしょう。
ただし男性には、生理が来た数日間はうつ状態に陥る女性も大勢いることを知っておいてほしいものです。 女性の妊娠に対する執着心は、実に男性の数倍も強いのですから。 「また子供ができなかった」とパートナーに伝えた時、言葉では「残念だったね」と慰めてくれても、女性は男性が自分ほどショックを受けていないと感じることがあります。
「私はこんなにショックなのに。ひどい!」と感じて、決定的な大喧嘩に発展してしまうこともあります。 逆に言えば、ほとんどの女性は男性が妊娠に関して無関心、あるいは重要性をわかっていない、と思い込んでいるのかもしれませんね。
実際の不妊治療の現場では、男性も女性と同様に悩んでいることも多いし、ショックを受けていることもあります。 それどころか、「僕が悲しむとかえってプレッシャーになるかもしれない。頑張っている彼女に、これ以上負担はかけられない」と、女性のことを気遣ってわざと無関心なふりをしていることもあるのです。
そう、普通は男性も内心では女性をいたわっているもの。 だから女性も余計な心配はせず、生理が来ても「大丈夫、次がある」という気持ちでいればいいと思います。
ただし、子供が欲しいという気持ちの強さが女性と男性では異なっているのは事実だし、男性は女性に比べて肉体的な切迫感がないので「いつかできるだろう」とのんびり構えている人もいます。
自分のパートナーがそういう人だった場合は「男ってそうなのよね」と割り切って、落ち込まないことです。 男性には時間をかけて女性の立場を教えてあげれば大丈夫ですから。

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