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食生活を見直しましょう

■冬の食べ物は体を温め、夏の食べ物は体を冷やす

これをまず覚えておきましょう。
100%の食べ物にこの法則が当てはまるわけではありませんが、季節の暑さ寒さに対して人間の体が食べ物でバランスを摂ろうとすると、自然にそういう関係になるのです。
しかし最近では、季節感がバラバラになっています。
今では冬でも夏の野菜、夏でも冬野菜が食べられますね。
ハイテク技術や物流の向上のおかげですが、さらに今では夏も冬もエアコンが効いていますから、冬の寒い日でもアイスクリームを美味しくいただくことができる。
逆に夏の暑い日は冷やし中華や生野菜のサラダのように冷たい食事をしてしまう。
でも、エアコンで体は冷え切っているのではないでしょうか。
こんな食生活を続けてたら、冷え症にならない方が不思議です。
そして当然、体のバランスを崩す原因にもなります。
とはいえ、体を温める物だけを食べなさい、というわけではありません。
ポイントは、バランスよく様々な物を食べることが体を整える近道だということです。
逆に、体の調子をつぶさに見ていけば、食べ物の好みを変えることもできるようになります。
ただし冷え症の人には、夏でも体を温める食べ物をどんどん食べてほしいと思います。冷たい料理はできるだけ避けた方が賢明です。
最後に、バランスのいい食生活に便利なキーワードを教えましょう。
それは「孫は優しい（マ・ゴ・ワ・ヤ・サ・シ・イ）」。豆類のマ、ゴマやナッツ類のゴ、ワカメなどの海藻類のワ、野菜のヤ、魚のサ、椎茸などのキノコ類のシ、イモ類のイをまとめて覚えやすくしたものです。このキーワード一つでバランスのいい食事の基本が押さえられます。