妊活通信ー赤ちゃんを望むあなたへー

パートナーとの相互理解

■不妊も二人でなら乗り越えられる

逆に、不妊治療を始めたことがきっかけで、夫婦の絆がさらに強くなるケースもあります。 多くの場合、そういうカップルは不妊治療を「共同作業」と思って取り組んでいるのです。 共同作業ですから、二人とも本音で意見を交わし、それでいていたわり合いながら困難を乗り切っていけるんですね。
実際、この乗り切り方には、様々なやり方があります。 中でも私がそのアイデアに感心したカップルがいます。 彼らは妊娠判定日が来ると、旦那さんが必ずディナーを予約するというのです。 様々な検査を乗り越え、妊娠しているかどうかがわかる日です。
だからこそ、結果はどうあれ、「頑張ってくれてありがとう。お疲れ様!」という感謝の気持ちを込めて旦那さんがディナーを予約してくれるのです。
もし妊娠判定が出たら、お祝いとしてジュースで乾杯! もし残念な結果だったとしても、ワインで乾杯!
次に向かって気持ちを切り換える。 なかなか素敵な二人の・記念日・になると思いませんか。 大事なのは不妊治療の結果ではなく、まずはお互いの思いやりを示すことではないでしょうか。
「ありがとう」とパートナーに言われれば、女性もきっと嬉しいでしょうし、一度は落ち込んでも、再挑戦する気力が湧いてくるでしょう。
妊娠するまでは苦労の連続だと思います。 その苦難の時期を二人で乗り切るためには、お互いの思いやりと気配りが何より大切なのです。
逆に、本当にパートナーが無関心だと、女性は一人で不妊治療を戦わなくてはなりません。 すると心も硬く冷え切ってしまって、場合によってはうつ病のようになることもあり得ます。
硬く冷え切った心は筋肉を萎縮させます。 当然血の巡りも悪くなり、体温が低下してしまう。 そのまま冷え症になってしまえば、また新たな不妊の原因のできあがり。
結果として不妊期間がさらに長くなってしまう……悪循環です。 ぜひとも男性には、女性と温かい態度で接して、少しでも支えになってあげて欲しいと思います。

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