妊活通信ー赤ちゃんを望むあなたへー

自己管理について

カフェインはなるべく避ける

以前からアメリカでは、妊娠に対するカフェインの有害性が指摘されています。
大量のコーヒーを飲むと妊娠力が低下し、コーヒーを飲まない人と比べた場合、妊娠率が明らかに下がるということもわかっています。
1日数杯飲んだだけでも、その違いは歴然としたものがあります。
また当然ですが、タバコもカフェインも愛好している人の場合はさらに妊娠しにくいという調査結果が発表されています。
私自身、過去の治療の経験から言うと、コーヒー好きには「皆冷え症である」という共通点があります。
特に妊娠に関係してくる3つの経絡(肝、腎、膀胱)が冷えてしまっている人が多いのです。
カフェインには、交感神経を活発にし、中枢神経を刺激して疲労や眠気を一時的に抑えてくれる効果があります。
しかし飲み過ぎれば不眠の原因になりますし、アドレナリンの分泌も促進するので、いらいらと怒りっぽくもなります。
しかもインスリンの分泌も促進するため、低血糖になりやすいという欠点があります。
低血糖になるとさらに怒りっぽくなりますので、低血糖を解消するために体が甘い物を欲しがるようになります。
これが悪循環の元で、その甘い物の中に精製された砂糖が入っていれば、それがまた体を冷やす元になるのです。
しかし何より、カフェイン自体に妊娠力を低下させ、冷え症になる原因をつくる要素があることが問題です。
妊娠を真剣に考えるのであれば、カフェインの強い飲み物を摂るのはやめた方が賢明です。
妊娠初期であれば、出産に万全を期すために、カフェインの摂取はやめておきましょう。
カフェインはコーヒーだけでなく、チョコレート、コーラ、紅茶、緑茶などにも含まれています。
できれば日頃からカフェインが含まれていない温かい麦茶、無農薬のハーブティー、そば茶、カフェイン不使用のディカフェコーヒーなどを飲む習慣をつけると良いでしょう。

Contents